民主党 衆議院議員 えだの幸男 OFFICIAL HOMEPAGE

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EDANO Yukio / E-mail News Letter 枝野幸男Eメールニュースレター

枝野幸男から、月2回程度、Eメールでニュースレターを発信しています。 ご登録いただければ、国政で問題となっている数々のテーマに対して、マスメディアで報道されているものとは違った視点の存在が見えてくるはずです。

ENEWSVol.80
2002.11.11 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

日本を取り巻く問題を現象面から見ると
不良債権や財政赤字とともに
失業問題が深刻です。
失業はその当事者にとってはもちろんのこと
家族の生活を一変させますし
社会不安の最大の要因になります。

失業問題への対策としては
セーフティーネットと新産業創造が言われています。
いずれにしても失業者を吸収できるだけの
新しい雇用の場を作り出さなければ
問題は解決しません。

新しい雇用の場としては
国際競争力のある新たな分野の開拓が
よく言われています。
しかし、果たしてこうした発想で良いのでしょうか。

「ベルリンの壁」崩壊以降
中国に象徴されるように
世界の労働市場には
安くて優秀な労働力が大量に存在するようになりました。
大量の雇用を生み出す産業においては
労働力を安く調達できるかどうかが
国際競争の上で決定的要因になります。
このような労働集約型産業において
日本が国際競争力を確保できるでしょうか。

もちろん最先端の研究開発やエンターテーメントの分野など
国際競争力を持つ分野は今もたくさんあります。
また「規格大量生産」にこだわらない方法で
伸びている製造業もあります。
だからこそ国際収支は黒字なのですが
それらはいわゆる知識集約型産業であって
大量の雇用吸収力を持つ分野ではありません。
日本で生まれた競争力ある技術や製品でも
規格大量生産ができる段階では
労働力の安い国へと移転が可能になることが多いのです。
あれだけ騒がれたITの世界でも
半導体生産などそれなりの雇用吸収力を持つ部分は
台湾・韓国へ、さらには中国へと
安い労働力を求めてあっという間に
移動をしてしまっています。

資源のない日本ですから
これからも国際競争力のある分野を
次々と生み出していく必要があります。
しかし、日本の労働対価がまだ安かった高度成長時代とは異なり
国際競争力のある新産業が
必ずしも雇用の受け皿にはならないことを
しっかりと認識すべきです。

こうした国際環境において
雇用の受け皿になりうるのは
国内における準公的サービスの分野です。
高齢化の中で
介護を中心とする高齢者向けサービスの需要は
今後大幅に伸びていきます。
こうした分野では、
どうしてもマンパワーが必要な上に
海外移転など不可能ですし
海外から安い労働力を受け入れても
顧客満足を得られる可能性は低いでしょう。
環境保全のような分野や
少子化に歯止めをかけるための育児・教育支援
女性の社会進出に伴う家事支援ビジネスなど
これから必要性が高まり
かつ一定量の雇用を生み出しうる分野は多々あります。

こうした分野は
必ずしも普通の意味でのマーケットメカニズムが
働きにくい分野です。
スタートの段階では政策誘導が必要でしょうし
介護や環境では公的関与が不可欠です。
特に介護やその経済的裏づけとなる年金などを
しっかりと整備することは
将来不安による過剰貯蓄の傾向を弱め
国内での消費を拡大させる要因にもなります。

例えば介護サービスは雇用吸収という意味で
たいへんな期待を持てる分野ですが 現在の介護報酬基準では 「一家を養う」ような収入を期待するのが困難です。 そのために需要は多いのに供給不足で
十分な介護サービスの提供ができていません。
介護報酬基準を引き上げて
「介護で一生食べていける」という水準を確保することが
単に高齢者福祉にとどまらず
雇用の吸収という意味でも重要です。

無駄な公共事業を削減して
こうした分野への予算配分を高めることが
雇用対策としても今最も重要なことです。


 
 

ENEWSVol.79
2002.11.01 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

経済危機に対して
建設的で具体的な提案を
検討し提言していこうと
仲間たちと研究会を作りました。
一部の報道では
政局がらみで受け取られていますが
研究会としては
純粋に政策問題を扱うつもりです。

私たちの目指す政策の方向性については
前回のメールでご報告してありますので
今回は、以下にその趣意書を掲載します。

◎「経済危機突破研究会」設立趣意書

日本経済は、危機に直面している。
しかし、この国の経済政策をリードすべき人々の多くは、
危機への対応以前に、
現状が危機であるという認識がなく、
あるいは、認識があってもそれを認めようとしていない。
不況深刻化とともに増加した自殺者が、
4年連続で年間3万人を超えている状況は、
戦争にも匹敵する危機である。
私たちは、この現状を厳しくかつ明確に認識し、
その危機感に基づいて、
その突破を目指さなければならない。

昨日発表された「総合デフレ対策」は、
当初、不良債権処理を加速するものとされ、
私たちも、危機突破に向けて一歩前進することを期待していた。
しかし、その当初の方針は、
危機から目をそむけようとするいわゆる「抵抗勢力」に
骨抜きにされて竜頭蛇尾に終わり、
抜本的解決にはほど遠いものとなった。

もはや、黙ってこの状況を見過ごすわけにはいかない。
私たちは、この経済危機を突破するため、
大胆な政策とその優先順位を明確に示し、
政府にその実行を迫るため、
本日ここに「経済危機突破研究会」を設立した。
危機の状況にあって、
政党や立場にこだわることは許されない。
今後、幅広く、多くのみなさんに私たちの認識を示し、
日本の再生に向けた輪を広げていく決意である。

衆議院議員 枝野幸男  原口一博  古川元久  松本剛明
参議院議員 浅尾慶一郎 福山哲郎  松井孝治


 
 

ENEWSVol.78
2002.10.29 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

石井紘基議員が
暴漢に襲われて亡くなりました。
日本新党で同時期に初当選し
特殊法人問題の追及など
共通した政策課題を持っていました。
犯人に対して激しい憤りを感じます。
謹んでご冥福をお祈りしたします。

犯人とされる男が捕まりましたが、
報道されている動機を
簡単に受け入れることはできません。
石井議員が様々な利権に切りこんでいたこと、
そのいくつかがこの国の闇の部分にからんでいたこと
などを考えると
背後関係がないのかどうか
徹底した捜査を求めたいと思います。

さて、27日の統一補欠選挙は
民主党の大敗に終わりました。
自民党に対する批判も強い中で
民主党がその受け皿になりきれなかった
ということです。
代表選挙に至る経緯、
代表選挙の結果、
その後の人事を巡る混乱。
こうしたことを考えると
残念ながらある意味で
当然の結果とも言えるでしょう。
このままでは、政権交代どころか
次の総選挙で壊滅的な打撃を受けます。
自分自身の選挙も含めて
強い危機感を持っています。

臨時国会の真っ最中でもあり
現時点で党内が混乱することは
望ましいことだとは思いません。
しかし、このままで良いとも思いません。
遠からず党内に劇的な変化をもたらし
「民主党が本来の姿に戻った」
と見ていただけるような
抜本的な出直しを実現するため
力を蓄えたいと思います。

政治の最優先課題である経済再生については、
竹中大臣を中心とする
「一時的な痛みはあっても不良債権処理を急ぐ」
という考え方と、
抵抗勢力を中心とする
「財政出動によってデフレを止めることを優先する」
という考え方が対立して、
政府与党は右往左往しています。

私はこれまでも一貫して唱えてきたとおり
「不良債権の処理を急ぐべきである」
という立場です。
不良債権を抱えた銀行を放置したままでは、
積極的な貸し出しで経済を活性化するどころか、
貸し渋りや貸しはがしがひどくなるばかりだからです。
もちろん、公的資金注入は、
預金者と健全な取引先に被害を及ぼさないことが目的ですから、
銀行幹部や株主の責任を問うことが
当然の前提となります。

しかし、竹中大臣の言動は
「不良債権処理を加速します」
と事前にアナウンスしながら、
時間をかけて処理しようとした点で
最悪のやり方であると言わざるを得ません。
このようなアナウンスをされれば、
多くの銀行幹部はその責任回避を図り、
さらに貸し渋りや貸しはがしを加速させ、
健全な銀行であるとの粉飾に走ります。
これでは、さらに倒産が増えて、
経済を混乱させます。
不良債権処理を断行するなら、
貸し渋りや貸しはがしという悪あがきを許さないために、
すみやかに債務超過銀行の一時国有化を断行し、
銀行幹部を一気に更迭してしまう必要があります。
竹中大臣としては
一度言い出してしまった以上、
時間をかけずに速やかに決定し、
実行しなければなりません。
この点が、
方向性で一致しながら
竹中大臣を手放しで支持できない理由です。

こうした考え方への反論として
バブルによって生じた不良債権については、
相当程度処理が終わっており、
今問題なのは、
不況とデフレによって日々生じている不況型不良債権である
という主張があります。
しかし、バブル型不良債権の中心部分については、
銀行の責任逃れのために、
健全債権であるとごまかされ続けてきています。
例えば破綻したそごうやマイカルに対する債権も、
破綻直前まで不良債権とは扱われていませんでした。
バブル型不良債権の処理が進んでいるというのは幻想で、
せいぜい「表に出しても問題のない一部分」について
処理がなされているにすぎません。

ところで、本来、企業への貸し出しは、
当該企業の資産を担保に、
その収益性・将来性を見込んで行われるものです。
したがって、不良債権か否かの判断は、
借り手企業の資産と収益見込みを材料になされます。
ところが、中小零細企業に対する融資には、
必ずと言って良いほど、
経営者の個人保証が求められます。
自宅など個人生活に不可欠の資産が担保になっていれば、
ほとんどの人は命がけで借金を返そうとします。
逆に言えば、
個人保証を取っている貸し出しについては、
形式的な担保や収益見込みに加えて、
「自分の生活を守るため、ぎりぎりまで返済に努力する」
という経営者への信用も、
一種の担保として考慮することができます。
これまでの不良債権処理には、
こうした配慮が欠けています。
一時的に利息の支払いが滞ったとしても、
また、不動産担保の価格が下落していたとしても、
保証をしている経営者が
返済に向けて努力している場合には、
貸しはがしで倒産に追い込まずに済むケースも多いはずです。

こうした経済の実態にきちんと目を向け、
本来、処理を急ぐべきバブル型不良債権を
きちんと査定して
この部分に集中した処理を急ぐことが重要です。


 
 

ENEWSVol.77
2002.10.15 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

株価がさらに下落し
金融危機とか経済非常事態とかいう声が
ちまたにあふれています。

株価下落の原因を
竹中金融大臣が
不良債権処理を加速すると発言したことに
求める見方がありますが
私は筋が違うと思います。
ニューヨーク株価も下落して
世界経済の先行きに暗雲が立ちこめており
不良債権問題等を抱えている日本では
その悪影響が顕著に現れていると
見るべきです。
きっかけを作ったことは
否定できないかもしれませんが
経済実態そのものが悪化していることを
見過ごすことになってはいけません。

柳沢金融大臣更迭については
経済再建に向けて
半歩前進だと受け止めています。
柳沢大臣は
日本の金融機関は健全である
と言い続けていました。
貸し渋りや貸しはがしが続き
銀行株の株価が低迷していることからも
この柳沢発言が
実態と食い違っていたことは
明らかです。
少なくとも竹中大臣は
不良債権問題が
今でも深刻な課題であることを認め
その対策に全力をあげようとしている点で
これまでよりはまともです。

しかし日本の経済をとりまく状況は
不良債権処理だけでは
解決できないところまで
悪化してしまっています。
私たちが金融再生法を作った
98年の金融国会の時点では
不良債権処理をきちんと実行すれば
みずからの体力で回復基調に乗ることも
十分に期待できました。
しかしその後の政権が
こうした努力を先送りする中で
デフレが定着した上に
米国を含めた世界的な不況に
陥ってしまいました。
もはや不良債権を処理するだけでは
デフレ不況が一層深刻化することで
新たな不良債権が発生してしまい
悪循環から抜け出せません。

デフレ解消に向けた努力を
不良債権処理と同時並行で
進めていく必要があります。
ただしこれまでのような
財政出動による需要創出では
デフレ解消にはつながりません。
財政赤字が拡大すれば
将来不安が拡大して
財布の紐がさらに硬く閉じられ
消費不況が拡大するというのが
これまで日本が歩んできた道です。

デフレのことを考えるならば
「不良債権処理」の意味を
しっかりと再認識する必要があります。
一般に不良債権を処理すれば
不良債務を抱えている企業の倒産につながり
デフレを促進します。
しかし銀行の体力を回復させるには
借り手企業を倒産まで追い込む必要はありません。
倒産しても銀行経営に支障をきたさないよう
引当金を十分に積んでおけば良いのです。
引当金を積む体力のない銀行は
一時国有化して解体整理します。
こうした方法なら
少なくとも「直接には」
借り手企業に悪影響を及ぼしません。

そもそもデフレの原因は供給過多にあります。
供給過多を解決するためには
供給能力を削減するか
需要を作り出さなければなりません。
これまでは公共事業など
国の借金で無理やり需要を生み出してきましたが
この方法は限界に達しています。
結局のところ需要を生み出すには
遠回りなようでも将来不安を小さくして
国民の財布の紐を緩めるしかありません。
年金、医療、介護や失業保険など
いざというときの保障を
将来にわたってきちんと確保するとともに
財政規律を確立して
将来の増税不安を
小さくしなければなりません。

この基本的方向を
もう一度しっかりと確認した上で
緊急対策を打ちだしていくべきです。


 
 

ENEWSVol.76
2002.09.30 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

民主党の新しい執行部が発足しました。
この間のさまざまな動きが
民主党に若干でも期待をもっていた皆さんの
大きな失望を呼んでしまったことに
党所属議員の一人として
心からお詫び申し上げます。

結果そのものは選挙ですから
受け入れなければならないと思います。
しかし、鳩山代表が
中野寛成さんを幹事長に指名したことは
民主党に期待をもっていた皆さんの
理解を得られるものとは思えません。

問題は中野さんではなく
鳩山さんが
それまで言ってきたことと
矛盾するような行動を
当選直後に行ったことです。

鳩山さんは(他の候補もそうでしたが)
脱旧党派や脱労組依存を強く掲げ
新しい強力な執行部を作ると言っていました。
中野さんの登用は残念ながら
このいずれにも逆行します。
中野さんが本当に適任であったとしても
選挙の途中で立候補を辞退し
鳩山さん当選に多大な功績のあった当事者を
このようなポストにつけたならば 露骨な論功行賞と言われても仕方ないでしょう。

選挙に勝つためにはなんでもする。
選挙でお世話になった人に便宜を図る。
そして派閥人事。
これらはいずれも自民党政治の象徴として
私たちも鳩山さんも
強く否定してきたことのはずです。
私たちはこれから
自民党の体質をどう批判するのでしょうか。
こうした政治手法を打破するために
民主党が存在するのだと
私は信じてきましたし
それが上手くいきつつあると感じてきました。
時計の針を大きく後ろに進めてしまったと
言わざるを得ません。

こうした鳩山さんの姿勢に
どう対応するのかは
実は難しい問題です。
形式的な論理から言うならば
正規の手続きで選ばれた代表が
その専権事項である人事を行っただけです。
決戦投票でも鳩山さんに投票しなかった
私の立場からは
勝った側の行動に不満でも
選挙に負けた立場として
異議を唱えるのは筋違いもしれません。
不満でも不本意でも
これを支えるべきであるというのが
党内民主主義を大切にするならば
正論かもしれません。

しかし、私は
民主党のために政治をしている訳ではありません。
民主党は国民のための政治の道具として
存在しているのであり、私は
政権交代可能な二大政党制を確立し
官僚依存・借金依存・米国依存の
政治体質を改めて
次世代に責任を持てる政治を作るために
民主党を育てたいと思ってきました。
国民の視点から
支持できない体制であるならば
党内の内向きの論理に反しても
国民の視点に基づいた行動を取ることが
国民・有権者に対して
責任ある態度だと思います。

政治は結果責任です。
ただ騒いで世論に迎合するだけなら
簡単なことかもしれませんが
大切なことは、現実に
国民の皆さんから期待される民主党に
生まれ変わらせることです。
全国各地で
民主党の旗を掲げて頑張っている
新人候補や統一地方選挙候補者がいます。
なんとか民主党を育てようと
お手伝いいただいている皆さんがいます。
こうした皆さんのためにも
本来の民主党の姿を回復させ
政権交代可能な野党第一党として
国民の皆さんの期待をいただけるよう
努力する決意です。
幸い私と同じ思いの仲間はたくさんいます。
こうした仲間たちと
いつ何をどのようにすべきかを
しっかりと意思疎通して
結果を出していきます。

「暖かく見守ってください」とは言いません。
さらに厳しく叱咤していただきますよう
お願いいたします。


 
 

ENEWSVol.75
2002.09.12 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

「モンゴル訪問報告第1回」

すでにご報告しましたとおり
8月18日から23日まで
モンゴルを訪問しました。
来日したバルスボルド環境大臣からの要請に基づき
民主党として地球温暖化実情調査のために訪問したもので
メンバーは
小宮山洋子ネクスト・キャビネット[次の内閣]環境大臣
福山哲郎政調副会長
それに民主党政策調査会スタッフ栂坂氏の4名です。
その結果を数回に分けてご報告します。

【8月18日】

モンゴルへの直行便はたいへん少ないため
今回は、ソウル仁川空港まで全日空で向い
そこからモンゴル航空に乗り換える
というルートを取りました。
9時50分成田発の出発が
約1時間遅れたことで
仁川空港で走って乗換えをするという
出発早々のトラブルに見舞われましたが、
ウランバートル行きも20分遅れでの出発となり
予定より少し遅い17時過ぎに到着しました。

現地では、日本環境財団理事長として
モンゴルの環境対策に取り組んでいる
高見裕一氏と環境財団の現地スタッフが迎えてくれました。
高見さんは元衆議院議員で
私や前原さんと一緒に日本新党で初当選し、
一緒に「民主の風」を経て
さきがけに合流した仲間の一人です。
96年の総選挙で残念ながら落選し、
昨年の参議院選挙にも民主党から立候補して惜敗していますが、
前原さんなどとともに
政治の世界での大切な同志の一人です。
今回のモンゴル訪問も
モンゴルの環境問題に取り組んできた高見さんが
モンゴル環境大臣のバルスボルド氏を
日本で私たちや鳩山代表に引き合わせたところからはじまります。
現地での日程なども
すべて高見氏と日本環境財団モンゴル事務所で
手配をしてくれました。

その日は到着がもう夕刻でしたので
高見氏からモンゴル料理をご馳走になりながら
現地事情についての説明を受けました。
モンゴルの民族音楽を聞きながらの夕食で
まずは第1日目が暮れてゆきます。
抜けるような青空を期待していましたが、
温暖化と異常乾燥による山火事の多発で、
煙で空が曇っているという状況にいきなり遭遇し、
まずは状況の深刻さを直感した第一日でした。


 
 

ENEWSVol.74
2002.09.03 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

民主党代表選挙について

今回の代表選挙については
初当選以来の盟友である
前原誠司さんを応援し
皆さんにも、前原さんへの
ご支援のお願いをしてきました。
しかし、この度
前原さんと野田佳彦さんとの間で
候補者を一本化することになり
世論調査等の結果
野田さんに一本化して
前原さんは立候補しないこととなりました。

私は、今回の代表選挙にあたって
民主党には、
鳩山さんや菅さんという
これまでのリーダー以外にも
「この国を担いうるリーダー」
がいることを示すことが
重要であると考えてきました。
もちろん
「参加することに意義がある」という
オリンピック精神の立候補では無責任であり
本気で代表になる覚悟で立候補すべきです。
前原さんは
「この国を担いうるリーダー」であると
私が確信する数人の中の一人です。

しかし、その前原さん自身が
代表選挙を勝ちぬくためのハードルとして
野田さんとの一本化に合意し
そこで決められた客観基準で及ばずに
立候補を断念しました。

党員やサポーターに
なっていただいた方の中には
私が応援する前原さんに
投票していただくために
ご協力をお願いした方も
少なからずおられます。
そうした皆さんには
やむを得ない情勢の変化によるとはいえ
お願いをした前提が違ってしまったことを
率直にお詫び申し上げます。
ただ、私からのお願いに
多くの方が応じていただき
たくさんのサポーター登録をいただいたことは
私にとって貴重な財産であり
今後の私の政治活動に関して
たいへん心強い支えとなるものです。
心から御礼申し上げます。

さて、今後の代表選挙に関してですが
私は、「若手の中から誰か」
という発想ではなく
「前原さんだから」こそ
応援をしていたものです。
野田さんについては
知らない仲ではありませんし
立派な人物であると思っていますが
率直に言って
前原さんのように
皆さんに自信をもって
「応援してください」と
お願いできるほど関係は
まだありません。
野田さんの個々具体的な
政策や党運営の方針などについても
これから聞かなければならないことが
多々あります。
前原さんが立候補をせずに
野田さんを応援する以上
その判断に従って
野田さんを応援すべき
という考え方もありますが
政策や党運営などの主張をもとに
自分自身で判断することが
責任ある態度だと思います。

従来からも
「なぜ鳩山さんや菅さんを応援しないのか」
というご意見をいただいていますが
私は、鳩山さんや菅さんを
否定するものではありません。
ただ、常に新しいリーダー候補を
提示し続ける活力が
民主党を強い政党にするためには
不可欠だと思っています。

以上のような点を踏まえ
私自身の判断は
これからの候補者同士の論戦などを判断材料に
慎重に決めていきたいと思います。

党員やサポーターの皆さんは
もちろんのことですが、
是非、これからの
各候補者の政策論争を
注目していただければ
幸いです。


 
 

ENEWS号外
2002.08.30 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

既に報道等でご存知の方も多いと思いますが、
民主党代表選挙について
前原候補予定者と野田候補予定者との間で
一本化に向けた合意ができました。

前原さんによると
民主党政権奪取に向けて新しいリーダーが必要である
との共通認識の下、
政策や党運営の方針に関して
基本的な考え方の一致が確認され、
密室談合との誤解を招かない
公平な一本化の方法で
双方が納得できたとのことです。

具体的には
双方の推薦人の数で50ポイント、
TV討論などを見た人に対する世論調査で50ポイント。
あわせて100ポイントを数値化し
その結果に基づいて政治判断する
というものです。

前原さんは最後まで戦いぬくという
強い決意を今も持っていますし、
私も前原さんを支えて
代表選挙そのものを戦う決意に
何の変わりもありません。
しかし、「若手乱立」という見られ方をされ、
一人ひとりの候補予定者を
きちんと見てもらいにくい構造が
できてしまっている中で、
「参加することに意義がある」という
オリンピック精神の選挙ではなく、
本当に選挙に勝ってこの党を変えよう
と思うならば、
「準決勝を勝ち抜く」という意識で
若手一本化候補になることが
たいへん重要である
というのが前原さんの判断です。

私としては、
「前原さんだから」応援をしよう
と決意した経緯に基づいて
皆さんにもご支援のお願いを
してきていますから
個人的には「一本化」という議論には
若干の違和感も感じています。
しかし、リスクを取って立候補を決意し
今も最後まで戦う決意に変わりのない
前原さんが大局的に判断した結果です。
また、両者の討論などを
聞いていただいた上で
国民の皆さんに
判断していただけば
当然、前原さんこそが
高い支持を得ると確信しています。
特に私たちは、
菅さんや鳩山さんとの選挙に勝ちぬき、
小泉さんを相手とする総選挙に勝って
政権を奪取できるリーダーである
と思うからこそ
前原さんを応援しています。
そうである以上、
野田さんとの関係でも
双方の討論を聞いていただければ
前原さんを選んでいただけると
当然のことなから確信しています。

「前原」を前提に
サポーターになっていただいた皆さんには
ご理解を得にくい経緯になっていると思います。
そのことには率直にお詫びを申し上げます。
今回は取り急ぎのご報告ですが、
よろしくご理解をいただければ幸いです。


 
 

ENEWSVol.73
2002.08.20 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

夏は国会議員の「外遊」が話題になりますが、
私は、18日から23日まで
モンゴルを訪問しています。

7月にモンゴルの環境大臣が日本を訪問し、
地球温暖化の影響による砂漠化の急速な拡大を
強く訴えていかれました。
その際、現地の状況を見て欲しいという要請を受け、
今回の訪問となったものです。
民主党としての派遣団ですので
税金による公費派遣ではないので念のため。
モンゴルの大自然に触れることになるのは
率直に楽しみですし、
仕事は20日までで、
そのあと二日ほど自費で残って
つかの間のオフを取りますが、
基本は外「遊」ではなく、
砂漠化の最前線をしっかりと勉強してきます。

モンゴルへは
週1便の直行があるようですが、
今回はソウルでの乗り換えとなります。
ここにも「アジアのハブ空港」なれないという
日本の国際航空事情を実感させられます。

帰国しましたら
またモンゴルでの活動を
ご報告をいたします。


 
 

ENEWSVol.72
2002.08.09 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

8月は、広島・長崎そして終戦の日と
平和について考えさせられる月です。
終戦から57年が経過し
戦争の記憶が風化しかねない中で
少なくとも8月くらいは平和のありがたみを
みんなで確認しあいたいと思います。

私にとって、8月の平和を考える様々な取り組みが
政治を志す原点の一つになっています。
子どものころ、原爆の日や終戦の日などに
テレビなどで見た戦争の悲惨さ。
戦争で殺されたくないという想いが、
自ら政治を動かすことで
戦争を引き起こさない努力を重ねよう
という想いにつながっていきました。

政治という立場から
戦争を防ぐ取り組みというのは、
客観的な国際的情況という
現実も踏まえなければなりませんから、
子どものころ想ったように単純にはいきません。
しかし、戦争で殺されたくない、
戦争で人が死ぬのは嫌だという
素朴な原点をいつまでも
大切にしたいと思います。

ところで、有事法制の議論をはじめとして、
安全保障に関わる議論がにぎやかです。
この件については、感情的な対立になりがちですが、
もっと冷静かつ現実的な議論が必要です。

理想をいうならば、
非武装中立が可能な世界をつくるべきだということを
否定する人はいないでしょう。
他方で、軍事的バランス論だけにとらわれたら、
世界一強力な軍事力を持たない限り
国民の生命・安全を守れないという
議論にいきついてしまいます。

現実的な安全保障論とは
国際社会の現実を前提としながら、
国民の生命・安全を確保する観点から
国民が不安を抱くことのないようにしつつ、
他国に脅威を与えずに、
いかに理想に近づけていくのかを
模索することだと思います。

この国には
理想だけを掲げるハト派の主張と
観念論だけで軍拡的主張に走るタカ派の主張と
両極端の議論だけが目立ちます。
特に、「現実を見据えたハト派」という存在が
なかなか存在しにくい状況になっています。
理想に少しでも近づいていくためにも、
「理想論的ハト派」と役割分担をしながら、
「現実的ハト派」がしっかりと
論陣を張らなければならないと思います。

暑い日が続きますので
皆さんお身体を大切に。


 
 

ENEWSVol.71
2002.08.06 EDANO Yukio / E-mail News Letter
え だ の 幸 男 E メ ー ル ニ ュ ー ス レ タ ー 

長い通常国会が閉幕し
今度は代表選挙の暑い夏が始まりました。
一部の報道で名前が挙がっていましたので、
「枝野は出馬するのか?」という
問い合わせもいただいていましたが、
開会中は国会に専念し、
積極的に発言するのは
その後にしようと思っていました。

結論から言うと
前原誠司さんを擁立して
代表選挙に臨む決意をしました。
前原さんは現在幹事長代理。
日本新党での初当選以来
民主の風→さきがけ→(旧)民主→(現)民主と
激動の政界再編の中を
まったく同じ歩みをしてきた同志です。

小泉内閣への支持が失速しつつある中、
民主党がこれに代わり得るとの期待を
集めることができるのかどうか、
大切な代表選挙です。
私は、この代表選挙で
次のようなことを重視すべきだと思っています。

一つには、「旧党派」の残像を断ち切ることです。
確かに民主党はいくつかの政党が
合併して作られました。
しかし、半数以上の議員は
民主党設立後に議員になっていますし、
自社二大政党という55年体制を経験している議員は
3分の1にも達しません。
しかし、どうしてもマスコミなどを通じて映る姿は
「旧○○党出身」という色眼鏡で見られます。
55年体制を超越した
旧党派にこだわらないリーダーが必要です。

第二に、強いリーダーシップが必要です。
民主的な政党は、
それぞれに信念をもって当選したきた
議員たちの集団ですから
党内に色々な意見があることは
当然のことで、決して悪いことではありません。
党内で自説を言えないような議員では
逆になんの役にも立たないとも言えます。
しかし、リーダーが党内の様々な意見に振り回され
みずからの姿勢を明確にできないようでは、
政権を倒すことなどできません。
多様な意見に耳をかたむけつつも
自説を主張して党内を説得しきるだけの
強いリーダーシップが必要です。

最後に、民主党の代表は
民主党を愛していること、
そして民主党を信じていることが必要です。
この政党をしっかりと育て
遠からず政権を獲るとの信念が
民主党自身に存在していなければ
国民の皆さんからも信じてもらえるはすがありません。
安易な政界再編を期待したり意図したりするのでは、
永久に自民党政権を容認する結果になります。

こうした三つの視点から
私は前原さんが現時点での代表にふさわしい
と判断し、
また前原さん本人も立候補の意欲を示したので
全力で応援することにしました。

「世代交代」という捉え方をする報道もありますが、
私は世代交代を目的とは考えていません。
脱「旧党派」という第一の視点からは
旧党派の色の着いていない若手の方がベターですが
若くても旧党派にこだわる人がいないわけではありませし、
ベテランでもこれにこだわらない人はいます。

また、鳩山さんや菅さんというこれまでのリーダーを
否定するつもりも全くありません。
ただ、結党したばかりのチームワークが取りにくい時期に
リーダーとして党内をまとめてきたために、
結果的に「党内融和」にエネルギーを取られ、
強いリーダーシップを発揮しにくい状況が続いてきました。
ここはその延長線上で物を考えるよりも
新しいリーダーを押し立てる方が
「戦う民主党」を作るのにベターではないか
と考えています。
さらに、鳩山さんや菅さんは
党内でも卓越したリーダーだと思いますが、
リーダーとなりうる人材は決して二人だけではありません。
より多くの選択しを党内外に示すという必要性も
決して小さなものではないと思います。

立候補が正式に決まったら
前原さんの所信についてもご報告したいと思います。
いずれにしても、
「建設的」で「前向き」な代表選挙になるよう
努力したいと思います。


 
 

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