EDANO Yukio / E-mail News Letter 枝野幸男Eメールニュースレター
枝野幸男から、月2回程度、Eメールでニュースレターを発信しています。 ご登録いただければ、国政で問題となっている数々のテーマに対して、マスメディアで報道されているものとは違った視点の存在が見えてくるはずです。
Vol.205(2009年06月09日)
【補正予算の本質的問題】
さいたま市長選挙では、
民主党埼玉県連として支持し、
私が選挙対策本部長を務めた
清水勇人候補が、
皆さんのご支援のおかげで当選しました。
多くの皆さんから、
政治の閉塞状況を打破したいという思いで
一票を投じていただき、
また、様々なご支援・ご協力をいただきました。
清水新市長には、
こうした思いをしっかりと受け止め、
さいたま市政に新しい流れを作ってくれるものと
期待しています。
と同時に、
いよいよ国政においても、
皆さんの期待に応え、
新しい政治の流れを確立するため、
さらに努力しなければならないと
改めて決意しています。
さて、現在の政治の問題点は、
民主党等の反対を押し切って成立した
補正予算に象徴的に表れています。
一つひとつの予算項目を具体的に見れば、
景気対策として一定の効果は否定できないものが、
それなりには並んでいます。
しかし、あくまでも従来の延長線上の予算編成であり、
例えば天下り団体に基金が積まれたり、
箱物建設に大きな予算が組まれたりしており、
ムダづかいと批判せざるをえません。
景気対策のために、
多額の国債を発行してでも財政出動が必要であるという点では、
多くの国民の理解は得られるかもしれません。
しかし、多額の財政赤字を抱えた中では、
それが将来の増税につながりかねないことを
多くの皆さんが知っています。
その中に、国営マンガ喫茶と揶揄されるような箱物や、
どう使うのか未確定の「基金」などが多々紛れ込んでいたのでは、
政治不信を高め、消費マインドを冷え込ませることになり、
景気対策としても効果が薄れます。
今の日本に求められているのは、
政治に対する信頼を回復させ、
将来への不安を小さくして、
消費マインドを高めることです。
そのためには、
徹底してムダを排除したと多くの国民の皆さんに理解してもらえる
予算編成が不可欠であり、
総花的で従来の延長線上の予算は、
個別具体論の効果以前の問題として、
状況にまったく合致していないのです。
与党側からは、
「これも効果がある。あれも効果がある。」といった
補正予算の個別的効果が主張されていますが、
そもそも全体構造に対する認識が欠けているのです。
民主党がもし政権を獲得しても、
直ちにすべてのムダを排除できるわけではありません。
しかし、少なくともムダ排除に向けて、
着実かつ大胆な歩みをスタートさせることで、
状況を転換させることができると確信しています。