EDANO Yukio / E-mail News Letter 枝野幸男Eメールニュースレター
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Vol.194(2008年5月8日)
【チベットと孫文】
中華人民共和国の胡錦濤国家主席が来日した6日、
SAVE TIBET NETWORKが主催した緊急集会とデモに、
チベット問題を考える議員連盟の代表として参加しました。
チベット亡命政権からは議会議長も来日して参加され、
集会には約1,500名が、デモには約4,000名が集まりました。
胡主席来日に対しては、様々な抗議行動がなされていますが、
私の参加した集会とデモは、
非暴力を唱えるダライ・ラマ法王の意思にのっとり、
平和的に整然と行われました。
また、人権弾圧に抗議するのが趣旨であり、
中国の一般国民と対決・対立するのが目的ではありません。
漢民族中国国民からも、
人権確立を目指す活動をしている方が参加され、
その趣旨を明確にしていました。
それにしても、胡主席と福田総理の非公式夕食会が、
孫文ゆかりの日比谷松本楼で行われたのは、
あまりにも皮肉なことでした。
孫文が示した三民主義の第一は民族主義です。
満州族による清王朝を打倒して、
民族自決を実現したのが
孫文の主導した辛亥革命なのです。
中華人民共和国も国父として尊敬する孫文は、
「近代革命先行者」であると同時に、
アジアにおける民族自決を唱えた先駆者です。
私は、日本青年館で開かれた集会の挨拶の中で、
孫文の三民主義に照らしても、
チベットの民族自決が確立されるべきであることを訴えました。
また、孫文をはじめとする辛亥革命を成し遂げた多くの人々を、
当時の日本の心ある人々が支援していたことをあげて、
同じように隣人であるチベットの皆さんの民族自決を、
日本が支援する必要性を唱えました。
チベットの民族自決に対する弾圧に批判が集まる中で、
民族自決を唱えた孫文ゆかりの場で夕食会が開かれた皮肉を、
泉下の孫文やこれを支えた日本の先人たちは
どう受け止めていたのでしょうか。