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枝野政調会長/記者会見要旨
2003年9月2日(火)
編集・発行/民主党政策調査会

○2003年9月2日「次の内閣」閣議報告


【政調会長】
今日の「次の内閣」の報告を始める。

防衛構想についての考え方をマニフェスト等にどのように書くかという点について整 理した。ソ連を想定した大規模着上陸型の防衛構想を見直し、ミサイルの脅威やテロ などの現実的な危機に柔軟に対応できる体制に変えるために2年以内に新しい防衛構 想を策定する。前回議論があった弾道ミサイルの防衛については、“その必要性を踏 まえつつ”、費用対効果など総合的に検討する。いずれにしても無条件でということ ではなく、常に費用対効果を踏まえながら進めなければならない。現在の防衛予算範 囲内での振替によって、テロ対策やミサイル防衛の向上を進めていくということで整 理をした。

また従来インデックスと呼んでいた政策集について、今日段階での中間的な確認をし た。今後マニフェストに関する最終的な整理の中で若干変更はあり得るが、これまで の話は確定したということである。

経済政策の総論的な部分についての議論をし、税金の使い途を変えるという基本的な 考え方で経済の再生を図るという点については了解を得た。具体的な表現ぶりは私に 一任いただいて、各論と併せて再度示すということになった。 自由党の「日本一新・11法案」についてもそれぞれの部門で検討いただき、手順な どについての違いはあるものの、一致している点も多いので、そういう部分について はマニフェストや政策集に取り込んでいく方向で確認した。



【記者】
防衛構想を2年以内にというのは、政権獲得後ということか。

【政調会長】
その通り。防衛機密などの問題もあるので、政権獲得後にそれらも精査 した上で具体的に確定をしなければならない。着上陸型からテロやミサイル防衛へと シフトするという大きな方向は選挙の前に約束する。ただし防衛力の拡大ではなく転 換ということである。

【記者】
そのような表現でマニフェストに入るのか。

【政調会長】
表現を変えることはあり得るが、「着上陸型からテロやミサイル対応型 へ、今の防衛力規模の範囲内で転換していく」「2年以内に具体的に新防衛構想を策 定する」という内容はマニフェストに入れる。

【記者】
特にそれについて異論はなかったのか。

【政調会長】
今日は特になかった。全体としての転換の中で、費用対効果を常に検証 しながらではあるが、必要性は認めるということで了解を得た。

【記者】
必要性や費用対効果などの検討の期間はいつぐらいか。

【政調会長】
2年以内の策定期間に行うことだが、ただしこれは、確立している技術 でもないし相手の技術革新もあることなので、常に費用対効果を見据えながら進めて いくという話である。

【記者】
2年以内に新しい防衛構想を作って切り替えるときには最終的な結論を出す のか。 【政調会長】一定の結論は出ていると思う。それが必ず弾道ミサイル防衛を進めると いうことではないが、 “必要性を踏まえつつ”というのが今日の大きな進捗であ る。

【記者】
16日にはおおよそのマニフェストを出すという話があるが、今後の作業 は。

【政調会長】
16日の「次の内閣」では、現時点での全体像を閣議決定したいという ことである。最終確定はいずれにせよ解散までできないが、現時点でのものとして一 度締めたい。この秋が選挙であった場合のマニフェストの、少なくとも政治的争点以 外の部分はいったん締めておきたい。

【記者】
項目数はどれくらいか。

【政調会長】
項目の数え方が実は難しい。作業の便宜上、項目の一覧を作ったが、結 局は文章で説明することになる。見出しの数で数えるのか約束事の数で数えるのか。 例えば「警察官の増員」「苦情処理委員会の設置」という内容があるが、いずれも警 察に絡むものでありながら、片方は予算措置で片方は法改正を伴うものなので別々の 約束事になる。これは2項目とするか1項目とするのか、こうしたことがあらゆる項 目にわたってあるので、項目の数は言いにくい。

【記者】
16日に示されるのはマスコミに対しても公表されるのか。

【政調会長】
結果的にそうなると思うが、16日に出た意見を元に修文することにな れば、翌日などに発表することもあり得る。ただし最終的には代表・幹事長の政治判 断がいるので、それも来週あらためて相談して決める。

以上