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枝野政調会長/記者会見要旨
2003年8月19日(火)
編集・発行/民主党政策調査会

○2003年8月19日「次の内閣」閣議報告


【政調会長】
今日の次の内閣では2つの案件について議題とした。
まず「小・中・高等学校における『教育の多様性と地方分権の徹底』に関する緊急提 言」として、文部科学部門・教育基本問題調査会からの提起があった。具体的には、 上意下達型の中央集権的教育から脱却すること、教育財源をしっかり確保しなければ ならないということ、教育に関わる人材について重視していかなければならないとい うこと、などを柱とする内容であり、マニフェストや政策集に反映させたいので基本 的なコンセプトを整理してきたという報告である。それに対して各大臣から、例えば 現在の週休2日制をどう考えるのか、学校選択制についてはどうか、など様々な問題 提起があった。報告内容は、現時点で整理されている考え方としてマニフェストや政 策集の中に可能な限り反映させていくとする一方で、今日は中間報告の形とし、指摘 のあった点なども踏まえてさらに検討・精査をしていただくこととなった。事実上 は、文部科学部門・教育基本問題調査会の考え方を、総選挙政策準備委員会の中で可 能な限り受け止めていくということである。

マニフェストについて、各大臣や地方組織から提起されてきている項目について、例 えば財源の関係や全体の整合性の観点などから、その適否などについて、具体的に整 理していくための作業手順について確認した。それぞれ各大臣のところで、マニフェ ストに入れるもの、政策集に書き込むもの、引き続き議論をしていくもの、などの整 理をこれから1,2週間かけて進めていただく。先ほど早速、地方分権の関係につい て玄葉・総務ネクスト大臣と、また高速道路について佐藤・国土交通ネクスト大臣や 前原・高速道路整備検討PT座長と進め方について相談をしてきたところである。

なお、「強い日本」「お化け退治」などという基本的なコンセプトについて、「次の 内閣」として、それらのキーワードで表現されている我々の目指す社会について具体 的な議論をした方がいいという議論があった。実際の表現ぶりなどについては総選挙 対策本部、最終的には代表が決める話であるが、マニフェストの総論部分としてどの ようなことが書かれるのかということについては、「次の内閣」できちんと意思確認 の議論をしておこうという話をしたところである。



【記者】
マニフェストの作業手順について、今後の進め方は。

【政調会長】
これまで議論してきた検討項目について、マニフェスト項目としての適 否や財源などの観点から総選挙政策準備委員会でいったん整理をした。それについ て、従来の議論に照らして妥当かどうか、踏み込むべき点や修正が必要な点があるか どうかなどといった精査を各大臣に要請したところである。1週間程度をメドにそう した整理をしてもらう一方で、各大臣と個別に調整しなければならない項目もあるの で、それらの状況を踏まえながら、しかるべき時点で「次の内閣」としての確認をす る。さらにそれと同時並行的に、総選挙対策本部が進めているコンセプト作りとの関 連やマニフェスト冊子の編集方針などとすり合わせていく作業が、来週あたりから進 んでいくだろう。全体としては9月の半ばにできるのか、9月下旬になるのか、そこ は政治状況を見ながら判断していく。

【記者】
9月半ば、あるいは9月下旬に成案ができるということか。

【政調会長】
イギリスのマニフェストのような冊子を作ることを想定しているが、ど の時点で内容を確定させるのかなどはまだ決めていない。ある程度は相互に進行して いく作業になると思うが、さらに詳細なことについては政治状況を見ながら進めてい くことになる。政治状況が混沌としているので、あまり硬直的にならず柔軟に考えて いく。選挙の時期によっても変わってくる。

【記者】
個別の政策で今日議論になったところはあるのか。

【政調会長】
今日は特に議論していない。

【記者】
高速道路について、代表が言っているような方針自体は変わらないのか。

【政調会長】
具体的に、何が実現可能なのかという精査をしている。例えば、基本的 には無料化した方が、特に地方の活性化にはつながるだろう。代表の考え方を踏まえ ながら、現実的に債務の償還ができるのかどうか、その場合の財源をどうするのかと いうことなども精査をしており、何かが決まっているということではない。

【記者】
マニフェストができるのは自由党との合併後ということもあり得るのか。

【政調会長】
政策的整理の時点と、冊子状のものができあがる時点と、あるいはマニ フェストに入れると決まった項目はあるが全体は決まっていないという時点など、い ろいろなタイミングがある。例えば合併の前にテキストベースでのマニフェストは いったん仮締めをして確定するかもしれない。しかし万一選挙が来年に延びたりすれ ばいずれにせよ改訂作業はすることになる。そういう意味では、解散が決まらない限 り最終的な正式確定はしないということになる。ただ、最終的な確定の前に、どのレ ベルまで9月に決めておくかということは政治状況を見ながら柔軟に考えたい。

以上